4月になると、スーパーの棚や道の駅に並ぶ野菜たちの顔ぶれがぐっと春らしくなります。
新じゃがいも、新玉ねぎ、アスパラガス、スナップえんどう。
どれもみずみずしくて、見ているだけで元気をもらえるような気がします。
この季節は、なるべく素材の味を活かしたシンプルな料理を楽しみたくなります。
最近よく作っているのが、「新じゃがと新玉ねぎのやさしい蒸し煮」。
皮ごと洗った新じゃがを半分に切り、新玉ねぎはくし切りに。オリーブオイルと少しの塩、
そしてほんの少しのお水を加えて、ふたをしてじっくり蒸し煮にするだけ。
仕上げにバターを少し落とすと、コクが加わってぐっと美味しくなります。
火を通すことで引き出される甘みが、
なんとも言えずほっとする味わいで、ついもう一口と手が伸びてしまいます。
忙しい日でも、こんなふうに手軽に作れる一品があると、食卓の時間がやさしく整う気がします。
アスパラガスはさっと茹でて、シンプルに塩とオリーブオイルで。
スナップえんどうは軽く塩茹でにして、そのままポリポリと。
どれも手をかけすぎないからこそ、旬の美味しさをしっかり感じられるのが嬉しいところです。
台所に立ちながら、季節の移ろいを感じる時間は、何よりの癒し。
料理をすることは、ただ食事を用意するだけでなく、
自分や家族を大切にする行為なのだと、こういう瞬間に改めて思います。
4月のやわらかな光の中で、旬の野菜とともに過ごす日々。
ささやかながらも満たされるこの時間を、これからも大切にしていきたいです。